おしゃれvlogとヒロシさんのキャンプを見て考えた、映像のこと

こんにちは。

イエティ探索家のye_tiです。

 

最近YouTubeのヒロシさんのキャンプ動画を見たせいか、僕も放牧生活を映像で撮りたいなあ、と思うようになりました。僕が放牧を上達していく過程や、急速な現代化で失われつつある生活様式の記録として。

それでまた、おしゃれvlog(ビデオブログ)の撮り方みたいな映像をよく見ていますが、やっぱり違和感がありました。僕の撮りたいものとは方向性が違う。

それで、ヒロシさんの映像とおしゃれvlogはどこが違うのか考えてみました。

 

まず、おしゃれvlogみたいなのはカメラ趣味・撮影趣味の延長線上にあって、視覚中心に考えられているようで、とても綺麗、CMみたいです。

それに対してヒロシさんの映像には時間的な筋があって、そこにいて自分も参加しているようで、雨や土のにおいも感じられるような気がしました。

僕は音楽をかじっていますが、僕が思う良い音楽は、耳に心地よいものでなくて、聴覚以外をも刺激するものです。なにかを思い出して切ない気分になったり、踊りたくなったり。

写真はまったくの素人ですが、いいなあと思う写真は、においを感じるような写真や、背景を想像させられるような写真、視覚以外が動くようななものです。

 

それともう一点気になったのは、著作権フリーのおしゃれっぽい音楽です。

ファッションに例えると、流行の最先端の服は何十年後に見返してもその時代感があって素敵なものですが、量販店に下りてきて陳腐化したおしゃれな服は、数年後には少し気恥ずかしくなります。

著作権フリーの音楽は、僕の中では量販店のおしゃれな服みたいな感覚です。

マイクが拾う環境音や雑音も、その時間のその空間を切り取っているもので、それはそれで素晴らしいものだと僕は思います。

 

僕が撮りたい映像は、エッセイみたいな映像じゃないかなと考えました。エッセイだったら、おしゃれじゃなくても大丈夫かな。

おしゃれじゃないを目指すと先生が少なくて、ヒロシさん(おしゃれ)を参考にしつつ独学になりそうです。