リコーのGRで動画を撮ることを考える

こんにちは。

イエティ探索家のye_tiです。

 

写真を撮りたい、ついでに動画も撮りたい、というところからカメラを探しはじめて、最近は映像のほうが発表の機会がありそうだということで、僕のカメラの用途で、動画の比重がどんどん重くなってきています。

いま買うとしたら、中国市場向けで日本語が使えない(もしかしたら英語も使えない)リスクがあるために、なるべく安いカメラを探しています。日本語がなくても諦めがつくような。

それで、いま一番の候補は、ソニーのα6000という型落ちのカメラなのですが、このカメラは初心者向けで評判よかったらしく、僕の用途でも問題なさそうです。

だけど、僕には前から気になっていたカメラがあります。リコーのGRというカメラです。

GRシリーズで最新のGR3は、もし日本語が使えなかったら悲しくなってしまうくらいの価格なので、旧型のGR2はいくらくらいなのかな?と調べてみたところ、α6000くらいの価格で買えそうでした。

 

GR2だったら買えるかな、ということで、GR2とα6000でどちらを選ぶべきか考えるために、GRで撮った映像をたくさん見ました。

YoutubeにはGRで撮った映像はほとんどありませんが、中国ではvlogが盛んなのとGRが若い女性に人気のようで、中国のビリビリ動画というところにけっこうありました。

僕も前知識として、GRは動画性能はあまり評判がよくない、α6000は総合的に評価が高い、というくらいは知っていました。

 

それで、良くも悪くも、GRには癖があって、α6000はありのままを綺麗に写してくれる、という印象でした。

GRで撮られたものは、①何も考えずに雑に撮影したもの、②綺麗に撮ろうと意識してオートで撮られたようなもの、③いろいろこだわって撮られたであろうもの、があって、3番目に関しては、僕にはα6000よりずっと良く見えました。2番目に関しても、成功例はα6000よりずっと雰囲気のある画です。

α6000は、ありのままをクリアに写してくれるような画で、撮った人の技術やセンスもそのまま画に出てしまうような印象でした。僕の技術とセンスのなさ、はっきり映像に乗ってしまうかもしれません。

GRは綺麗に撮ろうと努力してマニュアルで撮ったら、センスありそうな動画に仕上がりそうだと感じました。オートフォーカスの遅さや手振れ補正がないことから、動画に向いていないと言われているようですが、僕はもともと動画は三脚にのせて撮るつもりだったので、問題なさそうです。

GRの気になる点は、写真でも「青みがかった色」と言われるようですが、全体的に画が青っぽくなることです。撮るものによっては合わないことも多そう。

 

これは僕の見解ですが、たぶんソニーの画のほうが現実に近いんじゃないでしょうか。でも人間は、目で見たものを多少脚色して頭に伝えて認識する。GRは、人間の目の奥で起こっている脚色に近い方向での画像処理をしている、という感じではないでしょうか。

α6000はレンズ交換式のカメラなので、レンズの名前が書いてあるものもありました。高価な(明るい)レンズは、背景がものすごくボケるようです。でも僕にはこれが不自然に見えて、もう、GRのレンズだけで十分な気がしてきました。

 

小さいし、写真もいいし、映像もがんばったら良いのが撮れそうだから、やっぱりGRが欲しいなあ。青っぽい色合いと、外部マイクが使えないのだけが不満です。