中国の最後の祝日

こんにちは。

イエティ探索家のye_tiです。

 

今日から中国は連休のようです。

朝から人が多いなあと思いながら、成都の中心部にある伊勢丹に行こうと思ったら、中心部はものすごく混んでいました。たまに人にぶつかりそうになるほどで、日本の通勤時間の乗り換え駅くらい。

病気は終わって、みんなお祭り気分のようでした。行列もたくさんあるし、各デパートや商店はイベントをしていました。テレビでも「消費をしよう!」と煽っていたし、店側も張り切って、客側もそれに快く応えている様子です。

僕は急いで帰ってきましたが。

 

僕にはどんな理屈で中国だけコロナが収束したのか理解できないし、消費を煽っているのも経済をどうにか動かさないとまずいだけに見えます。

ほとんどの人がまだマスクをしているけど、アゴまで下げて鼻口が完全に出ている人と、そもそもマスクをしていない人を合わせると、4割くらいはいるように見えました。

 

僕が放牧に行くところの警察も、連休明けの5月6日以降に外国人に移動の自由を与えるかどうかが決定される、ということで、この連休は、中国政府的に大きな区切りとされているようです。

連休に移動や経済活動を自由にさせてみて、問題なさそうなら連休明けから以前どおりの生活をはじめさせる、というつもりでしょう。

ただし、連休中に病気が蔓延したとしても、それがわかるのは何日も後になります。だから一応様子見はするけど、問題が起こったとしても前のように無かったことにする、ということだと思います。

 

このお祭り気分が終わったら、また病気が広がるかもしれないし、中国経済もこれから低迷する未来しか見えません。病気とそれに関する政府や国民の行動も、中国の地位を著しく下げ、払うのが不可能なほどの賠償請求か、制裁を受ける可能性が高そうです。

もしかしたら、彼らは時代が変わる前の、最後のお祭り気分を楽しんでいるのかもしれない。そう思うと、なんだか感慨深かったです。

本人たちにその自覚はないでしょうが。