中国のキャッシュレスは苦行

こんにちは。

イエティ探索家のye_tiです。

今日、成都の街角で、新しく開店したファミリーマートを見かけて、入ってみました。

レジには人がいなくて、店員さんにキャッシュレスで支払う機械へ案内されました。

中国のキャッシュレスの支払い用機械では、現金での支払いができません。

地下鉄の券売機や銀行のＡＴＭも、現金を扱う専門の機械のくせに、中国の機械は現金の扱いが苦手です。昔、ＡＴＭの機械は日本の技術協力？がなければ作れない、というようなことを聞いた気がしますが、現在でもひどいままです。キャッシュレスは数字だけなので、システムがあれば物理的な技術は無くても作れます。

日本では「中国のキャッシュレスすごい！」みたいな共産党の宣伝のようなニュースを見かけますが、実際には、中国の現金を取り巻く環境が悪すぎるために普及したような側面が大きいです。

普及していますが、そのかわり現金を使うと、あからさまに嫌な態度をされて、怒鳴られます。

中国の銀行口座が無いとキャッシュレスは使えないため、外国人にはハードルが高く、僕は使っていません。なのでよく怒鳴られます。

現金の最高額紙幣は１００元（１５００円くらい）で、現在の中国の物価で言えば、はした金です。そのはした金を支払っても、おつりが足りないとのことで販売拒否されることも少なくありません。

なぜか近年の日本には「中国を見習おう」という方向へ持っていこうとする言論がありますが、中国は喜んで弱者切捨てをするような風土なので、民主主義の日本が見習うべきことは少ないかと思います。反面教師としては立派ですが。

それで僕が中国にいると思うのは、「スイカすごい！」「日本の券売機すごい！」です。

キャッシュレスの理想の形って、スイカみたいなピッてするやつだと思います。中国にも感度の悪いタッチ式のの交通カードはありますが。

また、中国人はＱＲコード決済に慣れているけれど、それでもよくもたついています。

僕は中国では現金しか使わないから、ＱＲコード決済が普及して、怒鳴られることが増えました。それでもう中国にいる時間は、日本を天国のように感じるための苦行としか思っていません。