迷信と量子力学と世界情勢と圏外のはなし

こんにちは。

イエティ探索家のye_tiです。

 

香港の問題でアメリカやイギリス、国際社会も動き出しています。また、アメリカでは大規模なデモが起こっているようで、バッタの大群がインドに行ったというニュースも見ました。

10日くらい前まで、コロナだけが最大のニュースだと思っていましたが、次々と大きなニュースが続き、それがもっと大きくなるかもしれないような空気さえ漂っています。

 

僕は2008年3月14日のラサ騒乱のとき、たまたまラサにいました。13日までのラサはずっと快晴か、たまに雪。14日以降、太陽がほとんど見えなくなって、毎日ヒョウが降りました。前週くらいからネズミが逃げ出しはじめたとか、動物の異常行動の話もよく聞きました。

毛沢東時代に中国支配下になってはじめて「食べるものにも困る」という状態になった遊牧民地域では、毛沢東が亡くなった日に赤い雪が降ったそうです。

また、古い話ですが、中国人民解放軍がラサに入ったとき、大嵐がきて、まるで天空でチベットの神様と中国の神様が戦っているようだった、とも聞いたことがあります。

 

僕はちょっと信心深い(迷信)ところがあります。小学生のようにカバンに交通安全のお守りをつけています。遊牧民の迷信を馬鹿にしているけど、「家畜を守ってくれるお経」と教えてもらったのを、いつもヤクを追いながら唱えていました。

 

信心深い(迷信)僕が思っているのは、異常なことが起こるときには他にも異常なことが起こる、自然や動物も人間の行いも、世界はどこか繋がっているんじゃないかということです。たぶん量子力学の分野の迷信です。

 

僕はもうすぐヒマラヤの麓に行く予定で、携帯の電波が入らないところがほとんどなので、何日もニュースを知らないまま過ごすことになります。

以前、ヒマラヤの洞窟に何年もこもって修行したアメリカ人の本を読んだことがあります。彼は出所?後、一ヶ月ほど図書館で新聞を読み漁って世間に追いついたそうです。

今は大きなニュースが続きそうな時期なので、数日や一ヶ月ほどニュースを見ないだけでも、かなり世間に取り残されてしまいそうです。

久しぶりに山頂に電波を拾いに行ってニュースを見たら、中国が無かった、なんてことになったらどうしよう。そのときにはチャイナモバイルの電波は使えるんでしょうか。

ヒマラヤは寒いから、カメラの動作温度を調べる

こんにちは。

イエティ探索家のye_tiです。

 

今日はまたカメラの話です。

 

イエティ探索の記録を写真と動画で撮るためにカメラを買おうと考えはじめて、まずリコーのGRというカメラを買って、上達したらレンズ交換式のカメラを買い足して、GRを写真用、レンズ交換式を動画と望遠でイエティの写真用にしたいと考えています。

それで今日はいろいろなカメラを見ていたら、動作温度というのに気付きました。僕はだいたい寒いところにいるので、高温は無視して低温環境について。

 

カメラといえばcanonnikonかな、最近はsonyも力を入れているみたいだ、ということで各社調べてみると、canonnikonも0度までしか動作保証をしていないようです。Sonyに関しては、動作温度の表記が見つかりませんでした。

僕が行くところは冬にはマイナス30度くらいになることもあって、そんなに寒いときは人間のほうが動作しない(日が沈んだら早めに寝袋に入る)ので、マイナス20度くらいまでは撮影する可能性があります。

冬には朝起きると、iPhoneが「高温注意」みたいな変な表示になって使えなくなっていました。しばらくすると使えるようになるので、たぶん0度までのカメラでも暖めたら使えるようになるのだと思います。でもやはり暖めないで使えるほうが、チャンスも逃さないし安心です。コンパクトカメラには耐衝撃・耐低温とかがあるから、一眼カメラにもないかとしつこく探したら、ありました。Olympuspentaxの一部のカメラは、耐低温でマイナス10度まで動作保証しているようです。Olympusはマイナス20度までの環境での保管可としています。10度くらいは誤差みたいなものだから、きっと他のカメラよりも壊れにくく、低温でもそこそこ動いてくれるはず。

Pentaxは、あまり動画の評価が高くないようです。でも僕が欲しいLOMOのレンズにpentax用があります。

Olympusは動画の評価も高くて良さそう。でもセンサーが小さく(マイクロフォーサーズ)、僕が欲しいレンズをつけると焦点距離が2倍?になって、画角がかなり狭くなってしまうようです。画のイメージが大きく変わってしまいそうだけど、離れて撮ったらどうにかなるでしょうか。

 

日本メーカーのカメラは世界中で使われていますが、世界には日本より暑いところ寒いところがたくさんあります。各社、もうすこし動作温度の幅を広げてくれるといいのに、と思いました。オリンパスペンタックスの企業努力はすごい。

香港のことが残念で、現実逃避っぽい文になってしまいました

こんにちは。

イエティ探索家のye_tiです。

 

香港に中国の国家安全法が導入されることになってしまいました。

香港は、中国みたいにぎすぎすしていないところが好きだったのに、中国と同じような監視体制、その先には中国と同じような相互監視社会になってしまうのかもしれません。

一応、国際社会はアメリカが強く反対を表明して、日本やその他の国も小声ながらも反対の声をあげているようです。中国と他国の対立が進んでいます。

中国はジャイアンのように見えますが、僕はジャイアンよりスネ夫的だと思っています。中国一国では、きっとたいしたことはできません。誰かが用意した良い条件や、他者の強い力を盾にすることで、強国の地位にいることができています。もしもジャイアンドラえもんと対立して、家も貧しくなったなら、今と同じような地位にはいられないはずです。

香港が香港でなくなってしまうかわりに、中国が中国でなくなってしまったらいいのに、と不謹慎な想像をしてしまいます。

 

僕たちは「大きな変化なんて起こらない」と思って生活しがちですが、コロナのことで世界のいろいろなことが変わりました。香港のことも、もしかしたらまた世界が変わるような大きな事に発展するかもしれません。

僕はヒマラヤ付近でうろうろしていてチベットとかと関わりがあるから、中国を応援する気には、とてもなれません。香港の人たちも既に危険だから、応援できません。だからアメリカにがんばって欲しい。世界中のみんなの応援や力や元気を少しずつアメリカに集めて、大きな元気玉みたいにして、それで地球(ちたま)を救って欲しいです。

香港のこと 90~00年代の日本っぽくて好き、あとワンタンメンも好き

こんにちは。

イエティ探索家のye_tiです。

 

僕は日本のニュースを少し見たくらいですが、香港が大変なことになりそうです。

僕も何度か香港に行ったことがあって、大好きです。僕が中国のものだと思い込んでいた良いものは、ほとんどが香港か台湾のものでした。中国本土で良かったものは、ほんの一部の中華料理と史跡くらいです。

 

昔の香港を知っている人に聞くと、いまの香港は中国化してしまってつまらないそうですが、僕が中国から香港を訪れると、毎回夢のように楽しく感じていました。

中国側の出国審査では、係員がいかにも共産国というかんじで、高圧的かぶっきらぼうで、気分が悪い。でも香港側の入国審査は、笑顔で対応してくれます。

入国してすぐのコンビには、中国には無いおいしいお菓子が売られています。

ボーダーの中国側はごみごみして埃っぽい街ですが、香港側は森で、空気もきれいに感じます。

人間も清潔で、表情も明るく、中国みたいに怒鳴っている人はほとんどいません(中国人が怒鳴っているけど)。

中国本土と香港は、同じ民族のはずですが、まったく別の世界です。香港から中国深センに入るときには、僕はいつも「韓国と北朝鮮の国境も、こんなかんじかな」と想像してしまいます。だんだん灰色になって、なにもかも色がくすんでいき不潔になってきます。深センワールドビジネスサテライトとかではピカピカの高層ビルを映しますが、基本的に出稼ぎ労働者の街なので、地上は中国のほかの街と比べても不潔で、臭いです。

僕は香港に友達がいるわけでもないのに、毎回、離れたくなくなります。

 

香港は、日本の裏原系みたいなファッションの若者も多く、ネイバーフッドとかベイジングエイプとか、日本人にはちょっと懐かしいブランドをよく見かけます。靴はハイテクスニーカーです。音楽では、ネオアコとか渋谷系みたいなのが、今も現役です。

なんだか、僕が中高生くらいの頃の日本のようです。そんな懐かしさが、僕には心地よいのかもしれません。

 

もし中国がアメリカになってもショックは受けないけど(嬉しい)、香港が中国になってしまうとしたら、とても悲しい。香港は香港らしくあってほしいです。そしてまたワンタンメンを食べに行きたい。

武漢の日本人求人と、中国の日系企業の話

こんにちは。

イエティ探索家のye_tiです。

 

今日はちょっと反中の話になるので、苦手な方は見ないでください。

 

僕はヒマラヤの麓に行く予定が、道中の中国成都でコロナのために足止め中です。日本に帰るタイミングも逃してしまい、6月前半には成都を離れてヒマラヤの麓に行けそうですが、成都には用事がありませんでした。

暇なので、ネットで成都に日本人向けの仕事はないか調べてみたことがあります。僕は以前、中国に駐在していた経験がありますが、中国は娯楽が極端に少なく、単身赴任の駐在員はプライベートでは退屈していることが多い印象でした。海外勤務だとけっこう他社の偉い人に会う機会が多いので、退屈している偉い人にイエティ探しの話をして、成都に協力者かパトロンを作れないだろうか、という妄想から仕事を探しました。結果、成都にはまともな日本人の求人はありませんでしたが。

 

中国での日本人求人をみて、2つ気になったことがあります。

1つは、現地採用の日本人の給与水準が、以前僕が聞いていたのと同じか、以前よりも下がっているくらいだったことです。中国人の給料も中国の物価も、倍近くにまで上昇しているのに。外国人は高い税金と貰えない年金を納める必要があるので、だいたい手取りで10万円ちょっと、しかも家賃補助もあったりなかったりです(無いところのほうが多い)。僕の経験では、日本人というだけで無駄な仕事を押し付けられるし、真面目に働いてくれるスタッフは少ないし、中国勤務は日本勤務よりもストレスが溜まると思います。中国人の給料は上げておいて(進歩ないのに)、日本人の給与水準は外人として生活できるぎりぎりくらいまで下げて、日本企業はひどいなあと思いました。

もう1つは、封鎖解除あたりには武漢の求人が出ていました。しかも上記のような低待遇で。どんな感覚で求人を出せるんだろうか。

 

僕が駐在していた頃の経験では、現地法人のトップの配偶者が中国人の企業と、政府と良い関係を築いている企業は、モラルのレベルが普通の日系企業より2ランクくらい落ちるイメージでした。

脱中国を叫ばれて久しい今、まだ中国に残っている日本企業は、モラルの高くない企業のほうが多くなっているのかもしれません。

 

たとえば東南アジアとかだと「現地の日本人に気をつけろ」みたいな話がありますが、それはあくまで個人間での話です。スリや詐欺師が多い土地に染まった日本人が、警戒心の無い日本人をカモにする形です。

中国の場合は、国も大企業も信用できない詐欺師みたいなものだから、そんな社会に染まった日本人は、企業規模で腐敗します。

 

僕が言いたいのは、日本人が健全に生きるためには、なるべく中国とは距離を置いたほうが良いんじゃないかということです。残念ながら僕は中国にいますが。

今日はHOLGAの話 香港の会社なのに中国では売ってない

こんにちは。

イエティ探索家のye_tiです。

 

僕は最近、LOMOのレンズが欲しいと思っているのですが、レンズ自体も高く(トイカメラなのに)、対応するレンズ交換式カメラも買うことになるので、買うとしてもかなり先になると思います。とりあえずLOMOのカメラを買おうかとも思ったのですが、フィルムを現像できる場所がないのであきらめました。

それで、ヴィレッジヴァンガードHOLGAのデジカメを見かけたような気がしたので調べてみました。プラスチックのボディで、写真もなかなかチープな写りのようです。LOMOほど好きな写りではないけど、嫌いでもありません。HOLGAなのに1万円くらい。HOLGAってすごく安い、それこそおもちゃみたいな価格のイメージでしたが、デジカメの機械が高いのかもしれません。

HOLGAは香港の会社のようなので、中国でも買えるかな、壊してもいいつもりで山で持ち歩いて、たくさん失敗写真を撮りたい、と思いました。

タオバオとジントンという中国のネットショップ2強で調べてみて、1個も出てきません。出てくるのはフィルムカメラだけです。

もしかしたらHOLGAデジタルは日本向けの商品なのでしょうか。それともブランド志向の中国人には需要が無いから売らないだけなのでしょうか(中国人はカメラをブランド物のネックレスかバッグのようにぶら下げる)。

中国のカメラ屋は、スト2の春麗のステージみたい

こんにちは。

イエティ探索家のye_tiです。

 

僕はたぶんネットで買うことになりますが、成都のカメラ屋がいっぱいある場所にいってきました。

中国にはビックカメラみたいな大型のカメラ屋はほとんど無くて、小規模店が密集しているような場所が各都市に何箇所かあります。中国はだいたい何屋でも、同業で密集します。

僕が行ったのは地下鉄成都体育館駅の近くで、小規模のカメラ屋とパソコン屋が密集したビルが2軒並んでいます。小規模店がたくさん入っているので、同じ物がすぐ近くの店でも売られていて値段が違います。ビルの低層フロアは清潔でまともなのですが、階を上がっていくごとにだんだん薄暗く不潔になっていき、清潔な中古品、カメラのアクセサリ、ゴミみたいな中古品、ゴミみたいなアクセサリ、怪しげなパーツ屋なんかばかりになって、最上階ではガラス張りのテナントの中で大量のダンボールに囲まれて、家族が籐の椅子で食事をしていました。この変なダンボール空間は、たぶんネットショップでしょう。

売られている環境を見ると、なんだか安心感がありません。不潔で生活臭が強すぎて、カメラを買うよりむしろ撮りたいくらいです。

今回は仕方ないとして、良いカメラを買うならやっぱり日本で買いたいと思いました。