武漢の日本人求人と、中国の日系企業の話

こんにちは。

イエティ探索家のye_tiです。

 

今日はちょっと反中の話になるので、苦手な方は見ないでください。

 

僕はヒマラヤの麓に行く予定が、道中の中国成都でコロナのために足止め中です。日本に帰るタイミングも逃してしまい、6月前半には成都を離れてヒマラヤの麓に行けそうですが、成都には用事がありませんでした。

暇なので、ネットで成都に日本人向けの仕事はないか調べてみたことがあります。僕は以前、中国に駐在していた経験がありますが、中国は娯楽が極端に少なく、単身赴任の駐在員はプライベートでは退屈していることが多い印象でした。海外勤務だとけっこう他社の偉い人に会う機会が多いので、退屈している偉い人にイエティ探しの話をして、成都に協力者かパトロンを作れないだろうか、という妄想から仕事を探しました。結果、成都にはまともな日本人の求人はありませんでしたが。

 

中国での日本人求人をみて、2つ気になったことがあります。

1つは、現地採用の日本人の給与水準が、以前僕が聞いていたのと同じか、以前よりも下がっているくらいだったことです。中国人の給料も中国の物価も、倍近くにまで上昇しているのに。外国人は高い税金と貰えない年金を納める必要があるので、だいたい手取りで10万円ちょっと、しかも家賃補助もあったりなかったりです(無いところのほうが多い)。僕の経験では、日本人というだけで無駄な仕事を押し付けられるし、真面目に働いてくれるスタッフは少ないし、中国勤務は日本勤務よりもストレスが溜まると思います。中国人の給料は上げておいて(進歩ないのに)、日本人の給与水準は外人として生活できるぎりぎりくらいまで下げて、日本企業はひどいなあと思いました。

もう1つは、封鎖解除あたりには武漢の求人が出ていました。しかも上記のような低待遇で。どんな感覚で求人を出せるんだろうか。

 

僕が駐在していた頃の経験では、現地法人のトップの配偶者が中国人の企業と、政府と良い関係を築いている企業は、モラルのレベルが普通の日系企業より2ランクくらい落ちるイメージでした。

脱中国を叫ばれて久しい今、まだ中国に残っている日本企業は、モラルの高くない企業のほうが多くなっているのかもしれません。

 

たとえば東南アジアとかだと「現地の日本人に気をつけろ」みたいな話がありますが、それはあくまで個人間での話です。スリや詐欺師が多い土地に染まった日本人が、警戒心の無い日本人をカモにする形です。

中国の場合は、国も大企業も信用できない詐欺師みたいなものだから、そんな社会に染まった日本人は、企業規模で腐敗します。

 

僕が言いたいのは、日本人が健全に生きるためには、なるべく中国とは距離を置いたほうが良いんじゃないかということです。残念ながら僕は中国にいますが。