人類も1ヶ月で野生に還れる

こんにちは。

イエティ探索家のye_tiです。

 

先日、お世話になっている遊牧民のお父さんの白内障の手術を手伝いました。

手術はものすごく上手くいって、術後の回復は年齢に見合わないほどで、主治医の先生も驚いていました。

たまたま運が良かった(コロナで空いていて、有名な先生が執刀してくれた)のと、お父さんの回復力のおかげですが、なんとなく病院とかを手配した僕の手柄のようになっています。そのため、また病気の相談を受けました。

こんどは子供の白斑です。

白内障は僕も耳にしたことはあったし、「ためしてガッテン」なんかで見たような気がしますが、白斑のことは、これまで関心を持ったことがありませんでした。

日本語でネット検索して簡単に勉強して、中国語名を調べて、成都の病院を調べました。なぜか成都だけでも白斑専門の病院が何件もあります。

とりあえず一番近い病院に、だいたいの費用とか治療スケジュールを聞きにいって、僕は外人なのに、なんで医療コーディネーターみたいなことをしているのだろう、と思いました。

 

遊牧民のお父さんの話に戻りますが、彼は60過ぎ(詳しい年齢は知らない)なのにギリシャ彫刻みたいな筋肉をして、健康そのものです。回復が早かったのは、都会の60台と身体が違うことと、肉中心の食生活のおかげじゃないかと考えています。

遊牧民のお父さんを見て、遊牧民と都会の人間の差は、野生と動物園の動物みたいだなあと感じました。

野生の動物は病気をしたら治療できないけれど、生命力自体はとても強い。動物園の動物は、普段から健康管理してもらっているけれど、生命力は弱っている。

僕も2ヶ月ほど遊牧民生活をしていましたが、寒すぎるし(夜はマイナス30度くらい)燃料がもったいないから、日の出とともに起きて日没後には早めに眠る生活でした。放牧は、はじめは体力的に厳しかったけれど、だんだん健康的に痩せてきて、僕も生まれてはじめて?引き締まった肉体になりました。

動物園で育った動物が、だんだん野生に還っていく、そんな映画を子供の頃に見ましたが、これと同じことが人間にも起こるようです。僕はだいたい1ヶ月くらいで変化を体感しはじめ、野生の人類になりました。でも一年以上経った今では、普通のぶよぶよの、飼育された人類に戻りました。人体は不思議。